脳梗塞を発症後早期(超急性期)の病態において、血流量が低下し虚血状態にありながら、細胞の壊死まで至っていない脳領域のことです。
速やかな血管再開通により梗塞への移行を阻止できると期待される部位であり、救済可能な脳領域と言われているが、すぐさま治療を開始しないと脳梗塞へ至ってしまう危険性がある。
ペナンブラの時期は発症から約48時間までであり、それ以降は脳梗塞になってしまいます。
ペナンブラの状態から梗塞巣へ移行させない為には血栓溶解(t-Pa)治療が行われます。
しかし、t-Pa治療治療は発症後4.5時間以内に投与する必要があります。また、t-Pa治療治療には脳出血を発症するリスクがあります。治療開始決定には迅速かつ慎重に判断しなければなりません。