日本人の死因の順位(平成28年まで)は
1位:(ここ30年以上)悪性新生物。
2位:心疾患。
3位:肺炎。数年前から脳血管疾患を抜き、死因の3位に浮上してきました。
しかし、平成29年から脳血管疾患・老衰に抜かれ肺炎は5位に下がっています。
死因の主な内訳をよく見てみると、7位に誤嚥性肺炎(2.7%)が入っています。
厚生労働省が出している死因別死亡数の割合に平成29年から「誤嚥性肺炎」の項目が追加されています。
誤嚥性肺炎7位。
そのため、
肺炎の中に含まれていた誤嚥性肺炎が別項目になり除外されています。
その影響で、肺炎の順位が下がっています。
(肺炎)7.2%+(誤嚥性肺炎)2.7%=9.9%
平成29年の肺炎は9.9%であり、例年通りの項目であれば変わらず死因の3位となっています。
最近は誤嚥性肺炎に関する話題がテレビなどのメディアでも取り上げられ注目を浴びてます。
今までは誤嚥性肺炎は聞きなれないフレーズでしたが知っている方も増えてきました。
このことから、厚生労働省も「誤嚥性肺炎」について注目していると捉えていいのだろうか?そうであるのなら、今後の診療報酬改定の際に誤嚥性肺炎についてより良いものにしてほしいものです。