コロナ禍で理学療法士の転職は可能？転職失敗しない為に取るべき行動と注意すること

新型コロナウイルスの影響を受けている病院や施設は多くあります。

むしろ、、、現状のコロナ禍で景気が良い医療機関や介護施設はほとんどありません！

患者さんや利用者さんと密に関わる理学療法士も少なからず影響を受ける職種です。

新型コロナウイルスによる病院の経営悪化により、職員に対する対応や待遇をきっかけに、転職を決断する理学療法士も少なくありません。

そのため、今年は例年以上に転職を希望する理学療法士は多くなります。

しかし、今のコロナ禍の状況で転職を急ぐと失敗する確率は高くなります。

新型コロナウイルスによる医療機関への影響

新型コロナウイルスの影響を受ける職種として飲食業や観光業が挙げられますが、医療職もその１つです。

また、医療職は給与面の経済的負担だけでなく、自分が新型コロナウイルスに感染するリスクも伴います。

先日、東京女子医大の夏のボーナス全額カットの報道が全国ニュースになりました。

東京女子医大が夏のボーナス全額カットで、400人の看護師が退職希望を出しているらしいですね…

コロナで普段よりも忙しいうえに、院内感染が起れば世間から袋叩き

そのうえ、ボーナスカットって言われたら、続ける方が難しい
pic.twitter.com/CCgyQTImRO

— アリス🐿Ns (@kaochan64252585) July 5, 2020

自分だけでなく、家族まで感染するかもしれないというリスクを抱えながら、1人でも多くの命を救おうと働きているにも関わらず、ボーナス全額カットされることは、退職を希望したいと思うのは当たり前のことです。

この報道の数週間後、東京女子医大はボーナスの支給する（基本給の1ヶ月分）と発表しました。

さすがに、400名の看護師に集団退職されると、確実に現場は回らなくなり、患者の受け入れそのものが行えず、病院経営は確実に悪化し、廃業に追い込まれると経営陣は察したのでしょう。

病院の経営陣が職員を大切に思い行動をしれいれば、いくら経営が苦しいからといってもこの様な対応にはなりません。

コロナ禍であるからこそ、病院や施設の経営や体質が見えてくるものです。

その結果、退職希望者が多くなり、転職希望者が続出することになります。

コロナ禍で理学療法士の採用人数は減少傾向

理学療法士の医療機関や介護施設などの2021年度の採用枠は確実に少なくなります！

新型コロナウイルスの収束の目処が立たない今、理学療法士を含めたリハビリスタッフの積極採用は控える医療機関は多いでしょう。

採用をするとしても、退職者の人数を補充する程度であると考えられます。

コロナ禍での理学療法士の転職状況

正直な話、コロナ禍での理学療法士の転職が厳しい状況にあるのは、間違いありません。

しかし、先述した通り、現在勤めている病院の対応によっては転職を希望する理学療法士が例年よりも増えることも十分に考えられます。

「採用枠は少なくなるのに、転職を希望する人が増える、、、、」

ここ数年、理学療法士が飽和状態になりつつある状況である中の、この新型コロナウイルスによる転職難、、、、

そこで起きるのが、優良な医療機関の求人争奪戦です。

その争奪戦に勝ち抜き方について、また転職での注意点についてこれから説明をしていきます。

理学療法士のコロナ禍での転職注意点

注意点①：大量募集している医療機関はブラックな可能性大！

新型コロナウイルスの影響で、勤めている職場に不満や不安を抱え、退職を検討・希望する人が増える一方で、医療機関としては今年度の採用人数を減らす傾向にあります。

しかし、この状況下で多数の人員を募集している医療機関等があれば、その医療機関はブラックな可能性が非常に高いです。

新型コロナウイルスの影響で、病院の対応や待遇などに不満をもった職員が大勢退職したことが考えられます。

その結果、多くの人員を確保しないといけないことになり、多数の採用募集をかけていることにあります。

このコロナ禍での大量募集している医療機関はブラックな医療機関である可能性は十分に考えられます。

注意点②：転職が決まってから退職することを伝えるべし！

転職を希望している段階で、職場に退職することを伝えるのは非常にリスクが高いと考えられます。

職場に退職の意向を伝えることで、職場としてもあなたの補充要員として求人をかけることになります。

しかし、この状況では転職先が決まらない可能性も十分に考えらるので、転職先が決まってから退職する旨を伝える方があなたにとっては安心です（現職場としては困りますが、、、）。

コロナ禍で理学療法士は転職は難しいのか？

新型コロナウイルスの影響で、ただでさえ求人が少ないのに、その求人にも転職希望者が殺到することから、転職が例年の様にスムーズにいかないのは確かです。

それなら、転職は諦めなければならないのか？

そんなことは全くありません！

転職活動のやり方によっては、失敗せずに転職ができることも十分に可能です。

①新卒採用よりも既卒採用が優遇される！

来年度の新卒の理学療法士は、コロナ禍で長期の臨床実習が中止になっています（臨床実習は養成校卒業の取得単位ですがその辺りは厚労相救済処置が出ると言われています）。

その為、来年度の新卒は、働き出してから臨床での経験や流れといったことが全くわかっておらず、卒後教育に重要になってくることが明らかです。

これまでの学生よりも明らかに現場での臨床の経験が少なく、新卒の理学療法士を採用するよりも、既卒で十分な経験を持った即戦力の理学療法士が必ず重宝されます。

② 理学療法士がコロナ禍でも転職に失敗しない為には転職エージェントを活用！

転職が難しいと考えられる時代で、転職先選びを失敗しない為にはも、まず転職エージェントへ登録しましょう。

転職エージェントは、今では理学療法士が転職する際の必須ツールにもなっています。

このコロナ禍で転職を考えているのに転職エージェントに登録していないだけで、他の転職希望より一歩遅れを取っていることになります。

転職エージェントを活用することで、良い職場環境に転職するだけではなく、給与アップも十分に狙うこともできます。

理学療法士が転職エージェントを活用するメリットに関してはこちらの記事（理学療法士が転職エージェントを利用するメリットとは？）を参考にしてください。

医療機関側にも転職エージェントを活用するメリットは有

このコロナ禍にて医療機関側が転職エージェントを利用するメリットは大きいです。

先述した通り、今年は例年以上に転職希望する人が急増します。

その中で、人気の医療機関が少ない人数でも採用募集をかけると、確実に募集が殺到します。

そうなると人選するのに手間と時間、何よりコストがかかります。

それを抑える為にも、転職エージェントへ依頼し、非公開求人（非公開求人に関してはこちらの記事「非公開求人とは？」を）として求人を出すことによって、医療機関としても自分たちが求めている優良な人材をピンポイントで採用することができます。

その為、コロナ渦での転職は、転職エージェントを活用することは医療機関と転職希望者双方にメリットがあります。

非公開求人に関してはこちらの記事（理学療法士必見！非公開求人とは？）を参考にしてください。

理学療法士のオススメの転職エージェント

転職エージェンの会社はたくさんありますがその中でも、理学療法士の転職に強いエージェントに登録するようにしましょう。

転職エージェントには２〜３社程度登録することが推奨されいます。

理学療法士におすすめの転職エージェントは、①マイナビコメディカル、②PTOT人材バンク、③メドフィット リハ求人.comの３社です。

この３社は、大手である為、腕の立つキャリアドバイザーも多く、多くの求人数の保有しています。

地方の求人は都心部の求人に比べると少ないですが、それでも他の転職エージェントと比較すると多くの求人を揃えています。

転職サイトや転職エージェントは、一度登録してしまえば、あとはメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけです。どのサイトも登録は数分で終わりますので、是非この機会に登録だけでもしておきましょう。

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まとめ

新型コロナウイルスの影響で2020年の転職活動は例年よりも確実に難しいものになるでしょう。

転職を急ぎたい気持ちはあるかもしれませんが、今年は転職ができない可能性が十分にあることを念頭に置き転職活動を行うべきです。

現在のコロナ禍にて、転職エージェントを活用せずに、自分自身で求人情報を見て転職するのは辞めましょう！リスクしかありません！！

無理に転職するくらいなら、状況が落ち着くまで今の職場を続けることも一つの手段です。

転職する/しないにしても、良い求人が出た時には見逃さない為にも、転職エージェントに登録しておきましょう。

理学療法士も転職することが当たり前になっている時代であり、転職エージェントに登録していないとまず情報が入ってきません。

転職エージェントに登録していない＝ライバルたちとの転職活動に一歩遅れを取っている

と、言っても良いでしょう。

良い求人がでたタイミングで転職エージェントからメールが入ります。

魅力を感じなかったり、自分に合った求人でないと感じたのであれば断れば良いだけの話です。

転職が難しい時代ですが、転職が決して不可能なわけではありません。

上手に転職活動を行えば、後悔しない転職が行えるはずです。

何よりも新型コロナウイルスの収束を願います。