みなさん、脳画像のMRI・CTを読影することはできていますか?
脳画像は臨床に出てから山ほど見るのに、学生の時は脳画像の見方に関する授業や講義ってほとんどありせんよね。。。
自分もそうでした。
脳画像の読み方の勉強会やいろんな本が出版されてますが、まず脳画像の入門書として
「病気がみえる vol.7 脳・神経」
「コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像」
の2冊程紹介させてもらいます。
実際に、コメディカル向けの脳画像の本はたくさんあります。
たくさんありすぎてどれを選んだわからない。。。。
ってなる人も多いと思うのでこの2冊に絞って勉強するのが1番効率的で理解しやすいかなぁと思います。
はじめに:こんな人にオススメ!
国家試験に合格したての1年目のセラピストや急性期病院へ配属になった方。
脳画像に苦手意識があった方もこれを一つのきっかけに勉強するのも良いと思います。
病気がみえる vol.7 脳・神経
最近のセラピストは学生時代に授業で病気が見えるを使ってた人も多いみたいですね。脳の病気や症状、局在などカラーで見やすいです。この本でしっかり、脳についての基礎知識について理解してください(病気がみえる vol.7 脳・神経)。
基本的に知識だけではなく、パソコンで3次元で脳の構造を見ることができます。
脳をリアルに3次元でどうなっているのか理解することが、脳画像が読めるようになるには大切!!。
それがマウスを動かすことで、3次元的に脳の構造について知ることができるんです。名称もしっかり載せてくれてて助かります。
また、MRA画像についてもこのように見ることができます。
MRAは二次元では理解しにくいところがあります。三次元ならではのわかりやすさだと思います。
そのほかにも、脳MRIの水平断・冠状断・矢状断もパソコン上で見ることができ、すごく勉強になります。
コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像
この本はタイトル通りリハビリのセラピスト目線でしっかり書かれています。
CTとMRIといった脳画像の基礎知識から書かれています。
1番しっかり書かれていると感じたのは、錐体路についてです。運動野や感覚野の局在を示すPenfieldのホムンクルスに対応した、画像上での錐体路の位置がわかりやすく書かれてます(画像のことを文章で伝えようとするのって大変難しいですね。。。。。泣)。
とにかく1度本屋で立ち読みして本の中を1度覗いてみると、わかりやすい!!となるのは間違いないです。
この本を臨床で出会ったMRI画像を照らし合わせれば、ほとんどの脳画像が読影できると思います。
↓こちらで立ち読みができるので是非本の中を見てみてください。
【まとめ】脳画像が読めると楽しい
脳画像が読めると非常におもしろい!!!
学校を卒業し、臨床に出たてのセラピストが脳画像を読影できる人なんていません。脳画像は最初は誰もが苦手意識があります。読めるようになるには少なからず自己学習が必要です。しかし、勉強するだけの価値は必ずあります。
急性期病院など臨床場面で患者さんに会いに行く前に脳画像を見て、どういった症状が出ているだろうなぁと予想しその症状が出ていれば、それはあなたが脳画像にハマる瞬間だと思います。
今回は、脳画像の入門としてこの2冊を紹介させてもらいました。この2冊を手に、臨床場面でのMRI・CT画像と向き合えば必ずセラピストとしてワンアップしていきましょう。